アーカイブ: 2011年6月

2011/06/30

ドライウォールとテクスチャー

弊社の新築現場では、室内の壁、天井を
ドライウォールの上にPARAペイントで仕上げています。
ドライウォールは、せっこうボードを構造材にビス止めして、
自然せっこうパテと専用紙テープで目地を接合、
ビス跡も隠すようにせっこうパテを塗ります。
その結果、かなりの壁や天井の範囲がパテだらけ。

弊社のドライウォール

ボードの突合せ部分には、ブルノーズという
角が丸く仕上がる金物を入れます。
アーチ部分もパテで真っ白になっていますね。
せっこうボードはレンガ貼り。壁では、ボードを横に使い、
上下の目地がずれていることがご覧いただけると思います。
これは、壁上方からの荷重を分散させ、
目地切れを極力最小とするためです。
ここまで、パテの作業を2回実施(目地部は3回)していますので
その手間は、面倒このうえないです。乾かせる時間も必要ですからね。
そして、わたしたちは、この上にオレンジピールという
柔らかくしたせっこうパテを吹き付けて、ゆず肌を付けます。

弊社のオレンジピール

写真は、オレンジピールを施し、PARAで塗装中の状況です。
壁の表面が凸凹しているのがわかりますか。これがオレンジピール。
窓枠は、ツガを使っていますが、それを白色に現場塗装しています。

これが、弊社のスタンダードです。
すべてをこれによって、仕上げたお部屋は、まさに洋館!

柔らかな綺麗なアーチ


詳細は弊社HPをご覧ください。


本場のドライウォールのテクスチャーは、
ここまでやれる職人がいますね。実物を拝見したいものです。
あまりに手際がよいので、簡単そうに見えてしまいます。

Ceiling drywall Comb texture effects

Ceiling Comb Drywall Artex Texturing! Amazing 3D Effect OysterShell Pattern

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2011/06/28

永続的リンク 10:41:06 ,カテゴリ: 管理人の独り言

輪廻転生

 
自転車業界って、激しく変化していますね。
自分が結構真剣にジテンシャを考えたころ、高校1年~大学1年ですね。
雑誌サイクルスポーツの広告の隅々まで穴があくほど眺めていたっけ・・・
そのころとは、ギョーカイ自体が大違い。
日本メーカーがヨーロッパメーカーに届けと頑張った時代。
それが、今では、一部のチクリスタを除き、
どこのメーカーも名前だけで製造はアジア製。。。
栄枯盛衰・・・

でもね、イイものは、また蘇ってくる。
最近、緩やかに自転車ブームですね。
そこには、子供の頃、高くて買えなかった高級自転車を
今なら買えるようになって手にしているのを聞きます。
それって、結局、同じ人間がブームをつくっているようにも思えますね(笑)

まぁ、それは、そうとして・・・
webを見てたら、ありました。

懐かしい響き・・・・シルク

ハイ!そこのオジサン、ここにありますよ(爆)
http://www.silkcycle.com/index.html



自分のロードは、高校時代にセミオーダーでつくったもの。
今は、ガレージで寝ていますが・・・

無くなってしまったメーカーばかりで出来上がっています。
確かつくってくれた自転車屋さんは・・・
あるはずですが・・・チクリスタイシハラ
愛知県自転車競技連盟の理事長やっとったはず。


ここで、フレームに注目。


(シマノデュラエースExのレバーとフレームステッカー)

石渡というメーカーのものです。もちろん、国産!
「022」という番号が見て取れますね。安めの商品(笑)
当時、タンゲと石渡のフレーム二大メーカーでしたね。
で、今、タンゲは某国への移動をしながらも健在。
石渡は、倒れましたが、カイセイという社名で今も生き続けています。
先のシルクですが、片倉自体は、消えました。
しかし、そこに働いていた技術屋さんがもう一度、復活!
このカイセイも同じ。
そして、うれしいことに、カイセイは、今も、クロモリに拘っていること!
「022」もあるんですねぇ~~~

進化のために置き去りとなっていた、鉄フレーム。
競技のタイムを削るための進化で、正常進化ではあったけど、
一般向けとして望ましいものであってかは・・・
新しいものにしか目がいかない時代の消費者に対して
これしかなかったという業界事情。

柔らかく、しなやかに、そして前へ進む・・・これこそクロモリの特性です。
長距離を乗っても、アルミやカーボンに比べたら、格段に疲労が少ない。
フレーム自体が、振動吸収してくれるんですね。
その意味において、オジサンにやさしい。
もう一度、乗ってみようかなぁ~って思うオジサン、オ◆サン諸氏、
クロモリフレームを選んでみてはいかがでしょうか。

というかですね、何よりもカッコよさですわ!
クロモリは、他の材質に比べ、線が細くなります。
その「か細さ」が、「美しさ」につながると思っています。
そこが、カッコいいんだなぁ~~~(笑)

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2011/06/27

デザインから実現への取り組み

輸入住宅。
声高に誇示するようなデザイン趣向をもって臨んでいるわけではありません。もっと気楽な気持ちから、デザインが決まっていくように思います。と言いますのも、お客様からのご希望を叶えるためのデザインとしているからです。現に、和風(正しくは和洋折衷)なお家も手掛けています。では、我々は何にこだわりをもっているか。

「テーマに向けた一貫した意志とその実現」

これにあると思っています。
ここでいう「テーマ」ですが、これこそ、お家を建てるお客様が一番大切にしてほしいところです。しっかりした考えがあれば、ブレないまとまりのあるお家が実現できます。このテーマ、難しく考えることはありません。ただ、あれもこれもと思ってしまうと発散してしまいます。まとめることが大切ですね。
プラン作成では、お客様から色々ヒアリングをさせていただきます。それを予定の土地に対して実現できるものを試行錯誤します。限られた土地での実現ですから、間取りの上でも優劣(テーマに基づいて何を優先するか)を決める必要がありますね。このとき、私たちは、機能本位で終わるのではなく、「楽しさ」を忘れないようにアレンジしていきます。毎日が新鮮で居心地がいいといわれるお家にしたいですからね。これらが総合して、結果的にデザインされたお家が出来上がると思います。

身の回りの綺麗なものって、作り手の情熱や勢い、心といったものを感じませんか。お家もそれが大切と思います。ですから、オーナー様だけに止まらず、作り手である私たち、職人たちも皆、同じベクトルへの意識統一が必要ですね。
これが大変なのですが、職人をコロコロ代えていては、実現できません。少人数とはいえ、其々の段階で要求される技術をもって最大限発揮する、それも、相関性をもっておこなう必要がありますね。そのためにも、職人との一体感を大切にしています。


いつものように、脱線します。
イタリアにフェラーリというスポーツカーを排出する会社があります。このデザインをおこなっているのがピニンファリーナ。デザイン専門の会社では、最大規模で約3000人。いわゆる、カロッツェリアと呼ばれる会社です。

ここでは、一台の車の初期デザインを決めるのに社内コンペをおこないます。ここで選ばれたデザイナーは、グループで最後の完成まで面倒をみることになっています。落選したデザイナーは、次のコンペまで何もできません。デザインスタジオにすら入ることができません。厳しいですね。なぜか、当選する人は、次から次へと当選するそうで、忙しさに拍車が掛かるようです。落選組からバックアップしてもらってもよさそうですが、それをやらない。でも、この厳しさによって、一人でデザイナーが一貫して手掛けることとなり、結果、車から発せられる情熱や勢いというものを感じさせることにつながっていると思います。


わたしたちのお家づくりでは、コンペをおこなうほどの社員がいませんが、一貫してチームの皆で手掛けるという点は変わりありません。お家づくりのカロッツェリアになる!それがわたしたちの原点です。


ちなみに、先ほどのデザイナーたちは、当選落選に関係なく給与が同じだそうです。イタリアは給料が低い国で、差を付けられないようです。そこがイタリヤらしさでもあるようですね。


詳細は弊社HPをご覧ください。

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2011/06/24

永続的リンク 14:05:00 ,カテゴリ: ホームメイドのご紹介

PARA PAINTS のご紹介

弊社は、室内の壁、特にドライウォールの仕上げとして使用する塗料を
カナダより直輸入しています。
その名も、『PARA PAINTS』パラペイント。
弊社は、日本の輸入総代理店です、といっても、弊社だけなので・・・
少しでも、広く知っていただくために、下記サイトへの登録をしました。
よろしければ、ご覧ください。

IPROS-建設業

IPROS内のPARA PAINTS

弊社が輸入している塗料の代表としては、
「エッセンス」と「エリートスエード」があります。

「エッセンス」は、ゼロVOCの100%水性アクリル塗料

「エリートスエード」は、VOCが27g/Lの100%水性アクリル塗料

いずれも日本よりも安全性に厳しいカナダ基準を楽々クリアする塗料です。
塗装施工中でも、いやな臭いがないということで、
塗装業者様にも喜んで頂いています。
もちろん、DIYが盛んなお国柄なので、施工性の良さも抜群です。
素人さんでも、ご自分でメンテナンスできちゃいます。

弊社では、お客様のご希望に合わせ、2400色の中から、
お好みの色に調色し、1ガロン(3.78L)単位でご提供できます。
調色作業自体を弊社でおこなっているからこそできることですね。
個人のお客様、もちろん塗装、工務店のプロの方々、
この機会に是非ご検討ください。



■塗料製作の流れ

①色をお決めください。
 PARAのHPをご参照頂くか、弊社宛サンプルカタログをご請求ください。

 PARAのHP参照例
  PARA-heritage

 サンプルカタログ請求
  HOMEMADEお問合せ

 色選びの参考ですが、PARAの場合、同色でも何段階かの濃さがあります。中でも濃いめの色をお選びの際、近接ではサンプルと同じに見えても、部屋全体のイメージとしては更に濃く感じるようです。一段階薄くして丁度という例が多いですね。こればかりは、部屋の形状、立地条件、太陽光や照明器具のランプ色などの影響もありますので体感として個人差の出るところですね。

②必要量をお決めください。
 1ガロンあたり40m2が一度塗りできます。
 弊社としては、2度塗りをお勧めしています。
 下地状況に合わせて、専用プライマーが必要となります。

③色と数量が決まりましたら、
 上記お問い合わせよりお見積もり依頼をお願いします。
 送料も含めてメールにてご案内致します。
 お客様のご希望に添いましたら、ご購入のご連絡と共にご入金ください。
 価格は、8000円/1ガロンから。(消費税含、送料含まず)
 色によって価格が異なります。
 また、7月から価格改定(値上げ)を予定しています。

④制作に入ります。
 1ガロン缶には、ベースカラーとなる白色が入っています。
 ご注文を受けてから、これを開封、レシピに従って顔料を入れます。
 (顔料も一緒に輸入して弊社に設置している調色機で調合します)
 十分に攪拌してから、もう一度開封、
 指に一滴だけ取ってチェックシートに保管(全缶保管)します。

⑤宅急便で配送ですね。

在庫状況や数量にもよりますが、10日間程度でお手元にお届けできます。


弊社HPも合わせてご覧ください。

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永続的リンク 11:15:00 ,カテゴリ: 構造の特徴

お家の基礎&コンクリート

専門的なことは少なくして、なんとなくわかってもらえないかなぁ~って感じで列記しました。

●コンクリート概論
様々な構造物で利用される建材として誰もが知ってる名前ですね。
でも、それが化学反応で造られているものであり、複雑な組成を成しているなんてことは、専門家しか知らないところですね。けど、現場では、外気温度や天候といったコンクリートを打設する際には、細心の注意を払っています。理論ではなく、経験則によるところが大きいわけですね。

コンクリート構造物は、その強度が大切。設計段階では、必要な設計強度に準じて、圧縮力やせん断力、付着力などが決められ、構造設計がなされます。したがって、それを施工する現場では、この強度が正しく発現することが重要になります。工場管理されたコンクリートの品質は確保されていても、施工での気配りが大切になるわけですね。
周辺外気の暑さや寒さに応じて、施工のタイミングやコンクリートへの混和剤の注文なども現場管理者の手腕が問われます。コンクリートは、化学反応で固まります。なので、その反応をコントロールすることで、良質なコンクリート(密実なコンクリート)構造物をつくるキモになります。
もう少し、技術的な話をしますと、コンクリートは、水セメント比が大切な鍵となっています。これはスランプ(後述参照)にも影響しあうところですが、良質なコンクリートとするには、水セメント比が小さい(セメント量に対して水が少ない方が良い)に越したことがないということ。ただ、単純にセメント量を増やすと、コンクリートが固くなりすぎて施工性が極端に悪くなります。ここらあたりが、造る構造物の形状や目的に応じた仕様決定が大切になるところです。

現場の注意点のひとつ、打設方法に触れておきましょう。高い位置からの落下は、禁物。コンクリートを鉄筋周辺へ行き渡らせるためにバイブレーターのやりすぎも禁物。鉄筋にくっつけて掛けるなんて言語道断。いずれも、材料分離を誘発してしまうためです。
(余談ですが、鉄筋の上を歩いちゃいけませんよ(笑))
一般に言われるコンクリートは、セメント、骨材、砂そして水を混ぜたものを言います。それぞれの材料が互いにかみ合ってこそ、所定の強度が発現します。したがって、前述のような作業も大切になるわけです。

出来上がったコンクリートは、時間経過とともにどんどん硬化していきます。いわゆる4週強度と言われる打設後4週間後には、設計強度を上回るところまで強度発現します。しかし、コンクリートは生き物のようでして、それ以降も緩やかですが、変化していきます。
以前、昭和初期に建設された国交省管理下の場所打鉄筋コンクリートT桁橋の調査・補強設計をしたことがあります。海岸沿いの橋梁で、塩害が進んでいました。フェノールフタレイン溶液を使い、中性化を調べましたら、8cm程度進んでいました。しかし、シュミットハンマーによるコンクリート強度原位置測定を橋梁全体で実施したところ、施工当時21N/mm2~24N/mm2の設計強度だったはずですが、27~30N/mm2というデータが得られました。当時は、施工機械も今のような恵まれたものではありません。そのほとんどが人力であり、より一層の丁寧な施工がされたものと推察できます。単純に強度だけでコンクリートを評価できませんが、様々な劣化要因があっても、丁寧な施工がなされていれば、長期間(あの橋梁は60年以上!)にわたり十分な能力を保持できることを示しています。
丁寧な施工、これを心掛けなければ、良質な鉄筋コンクリート基礎は築造できませんね。

●コンクリートのクラック
コンクリ―トには、クラックはつきものですね。先に述べました水セメント比で言えば、一般的に低いほどひびわれの発生が減ります。逆に水が多いと初期の乾燥ひびわれが出やすくなります。
微細なクラックは、至る所にあります。そんな中、0.2mmを越えるようなクラックが生じたときは、原因を知る必要があります。それが、単に乾燥収縮(コンクリートが時間経過とともに固化すると同時に収縮しますが、このとき発生するクラックを指します)によるものなのか、構造上の不具合によるものなのかを見極める必要があります。前者であれば、クラック補修をすれば納まっていきますが、後者は原因対策をしないといけません。いずれの場合であっても、比較的大きなクラックは、内部の鉄筋に錆を誘発する恐れがあります。クラックを通して、酸素と水が供給され、ひとたび発錆すると鉄筋が次第に膨張し、最後にはコンクリートを押し割り、鉄筋は破断なんてことになります。そうならないためにも、クラック補修が大切ですね。また、先に述べました中性化の助長も招きかねません。コンクリートの中性化とは、大気からの炭酸ガスの侵入によってコンクリートが中性になり、鋼材の不動態被膜が失われることで、耐腐食性が低下することをいいます。この対策としては、様々な方法で講じられていますが、やはり日頃の点検と補修対策をおこなうことで中性化の抑制をすることが大切に思います。
最近では、補修用材料としてエポキシ樹脂ではなく、セメントと同系の無機系材料も出てきました。できれば、同系材料がいいですね。

●コンクリート強度
コンクリートは、強度、スランプ、骨材粒径で管理されています。
 強  度:設計で必要とされる強度を設計強度といい、
      現場でも目標値として管理する
      強度を必要しないものでも最低18N/mm2、
      有筋では21~24N/mm2が一般的。
 スランプ:コンクリートのやわらかさを評価する数値
      円錐状の器具にコンクリートを詰め、
      上方へ引っこ抜きダラッと広がった際に沈む高さ量を指す
 骨材粒径:部材寸法や鉄筋の配置より決まる骨材寸法を
      満足するものでなければならない
一般的には、コンクリート強度を上げると、密度の高いコンクリートができます。セメントが多くなることで強度アップを図っていますのでそのようになります。密度が上がれば、仕上がり面の平滑性もあがります。(ただし、ワーカビリティ(施工のし易さ)が低下しますので混和剤で調整します)最近造ってる橋梁下部工をご覧ください。表面が綺麗だと思いませんか。その遠因は、建築に比べれば、型枠に非常に気を使っていますので当然ですが、コンクリート強度が非常に高い点があげられます。以前は、24N/mm2程度でしたが、30N/mm2が当たり前になってきました。昔は、強度差の金額差が大きかったこともあって採用に消極的でしたが、その差も減り、施工性も向上して扱い易くなったことがあります。当然、設計の自由度もあがりました。
ちなみにコンクリートの記号は、21-17-25Nと表記されます。21は設計強度(N/mm2)、17はスランプ(cm)、25は骨材粒径(mm)、Nは普通ポルトランドセメントを意味します。
セメントには、そのほか、BB(高炉セメント)、H(早強セメント)NL(低アルカリ型セメント)などがあります。建築ではNが多いようですが、土木構造物は、BBが一般的(地域的な条件もあります)になっています。

●鉄筋コンクリート
コンクリート構造物は、無筋コンクリートと鉄筋コンクリートに大別されます。橋梁では更に鋼線によるプレストレスを入れたコンクリート構造物もありますが、我々の生活レベルでは、前述の二つですね。無筋・有筋とは、鉄筋の有無を意味します。
そもそも、コンクリートの特性として、圧縮に強く、引張に弱いものです。コンクリートダムのように部材厚さを大きくとることができる構造物では、その引張も許容範囲となりますが、部材厚さの制限や構造物形状によっては、すぐにコンクリートの引張強度を越える要求性能が生じます。そこでその引張の助け舟として鉄筋が登場しました。ですから、鉄筋の配置は、コンクリートにどのような力が加わるかを考慮して、引張応力が発生する側に配置します。
鉄筋自体も、その昔は、丸棒でした。更にその前は、竹だったことも。現在は、異形棒鋼という表面がボコボコと節が付いた鉄筋棒が一般的です。
使用材料は、記号SD295が多いですね。SDは異形棒鋼を意味し、295は降伏強度を示します。余談ですが、鋼板では、SS400とSM400という材料が多いですね。前者は、極々一般的なテッパンでして、後者は溶接可能なテッパンをいいます。使いわけが必要(炭素に代表される含有成分が異なります)ですよ。
話を戻して、異形鉄筋になったことで、鉄筋とコンクリートの付着が向上しました。互いの分担が効率的なだけに、様々な形状や部位で鉄筋コンクリートが使用されています。
構造物には、曲げ応力、せん断応力、軸力といった外部力が働きます。実際には、それぞれが複雑に絡み合って作用するわけですが、設計計算上、便宜的に引張力と圧縮力に置き換えて評価しています。更にせん断は、両者が共同してこれに抵抗するように評価します。このあたりは、十分に理論と現実がリンクしたものとなっていますね。

●かぶり
鉄筋コンクリートは、鉄筋とコンクリートでできています。それぞれの役割があることは前述のとおり。ここに、部材寸法を決定するう上で、「かぶり」が大切なものとなります。設計計算上、かぶり分のコンクリート強度は期待しません。それは、地震に代表される大きな外力が働いた際、無くなってしまうことを想定しています。じゃぁ、いらないのではとなりますが、鉄筋コンクリートを成立させるうえで大切な、鉄筋に導体被膜を形成させ錆を発生させないという原則論へ繋がります。経験値や理論値によって、構造物の立地条件や目的に応じて、細かく規定されています。詳しく知りたい方は、「コンクリート標準示方書」をご覧ください。
したがって、このかぶりコンクリートは、鉄筋コンクリートに於いては、必要不可欠なものなのです。そして、コンクリートとしてクラックが付きものと言いましたが、このかぶりコンクリートがあることを裏付けに、微細なクラックを気にする必要がない理由となります。経験則になりますが、0.2mm以上になると、このかぶりを突破する可能性が出てきます。クラック発生の原因を根絶することが一番に大切ですが、こと鉄筋コンクリートの健全化という観点では、早期にクラック補修をしなければいけませんね。


弊社HPも合わせてご覧ください。

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2011/06/23

永続的リンク 13:58:09 ,カテゴリ: 構造の特徴

お家の基礎の考え方

以下、支離滅裂で、話が飛んだりしますが、ご興味のある方は、読み進めてくださいね(笑)

弊社のお家の多くがレンガ積。
もちろん、お客様の予算の都合や趣向を大切にしていますので、レンガばかりではありません。それでもやっぱりレンガ積みと言われる方に・・・
この実現のためには、地盤と基礎がしっかり受け止める工夫が必要となります。残念ではありますが、あまりに軟弱な地盤のお客様には、レンガ積をお勧めしていません。
 現時点における、私たちの地盤評価は、住宅あんしん保証の地盤調査・保証制度に基づき、平常時における不同沈下などを生じさせないための基準を満足させます。必要に応じて、地盤改良による地耐力確保をおこなっています。地盤改良では、大きく二通りが一般的ですね。ひとつは、一定の地盤厚さを全体に改良する方法、もうひとつは、それでは層厚が厚くなりすぎてしまい不経済であったり、十分な支持力が得られない場合として柱状改良があります。いずれも、現況地盤の土壌と改良用セメントを現場で混ぜて形成します。セメント量によって、地耐力の向上を図ります。前者は、改良全体で建物荷重を分散して地盤反力の軽減を図る方法、後者は、柱の周面摩擦力と杭先端の支持力(表面よりも大きな支持力が期待できる地盤を選ぶ)によって建物荷重を受け止める構造としています。ただし、これらは、すべて不等沈下防止策であって、耐震対策ではありません。現状の一般住宅では、地盤評価に本格的な耐震性を要求していません。中には、地盤改良自体を無意味な如く評されている方もお見受けします。どこまでの知見で述べられているのかわかりませんが・・・
しかし、自分は定量的な評価ができないジレンマと向き合いながらも、これらの対策が少なからず、耐震対策の一助となっているものと考えています。その根拠は、現状地盤よりも明らかにせん断抵抗が向上し地盤の破壊が起こり難くなる点や、土粒子間がセメントによってランダムに閉塞されることで、液状化し難い粒径分布へ変わること、などが想定されるからです。

 これらの地盤の準備が整ったのち、下図のような基礎を造ります。
私たちは、ベタ基礎を標準としています。これは、地盤の不同沈下影響を受けないため、逆に地盤に対して少しでも均等な荷重分散効果を図るためを主目的としています。

※基礎の構造図

 ベタ基礎の厚さは、20cm。一般住宅ではオーバークオリティとも思います。でも、地盤の変状を受けた際、この底版は引張側が上面にも下面にもなります。荷重交番作用が考えられる以上、上下面に鉄筋の配置が求められるところです。鉄筋の被り寸法や部材最低寸法などを考慮した結果、20cmが適当となりました。*1
また、結果的に防湿にも一役買いますね。ツーバイフォーは木造住宅ですから、できるだけ地盤からの湿気を避けたいということも理由の一つですね。
 外周部の基礎は、一般的な建物基礎同様に、根切りを考えた凸形状としています。(柱状改良は、この凸部の基礎に合致するよう配置されます。)更に弊社特有のレンガ積みのための基礎も同時に築造します。外周に逆T擁壁のようなアゴがレンガ用基礎です。
基礎底版の上面は、周辺GL+10cmを標準としています。先のアゴもこれと合わせ、出来上がったレンガ積みは、地面に近い位置(GL+10cm)となり、レンガ積み特有の風情となります。
基礎の立ち上がり壁は、壁厚を12cm、先の底版上面から35cmの高さを標準としています。
 ちなみに、レンガ積みには、縦筋と横筋を入れますが、縦筋はこのアゴに定着させることで、レンガ積み全体の基礎との連動を図っています。

*1:今後、液状化対策として基礎構造物の更なる剛性向上が必要になるかもしれません。それは、地盤側への対策は、やはり不確定さが伴うために、不同沈下を容認して、建物が傾いたらジャッキで建て起こすことができる基礎にするというものです。ケースバイケースの判断が必要になると思います。おおよそ、底版厚さ22cm,D13@200ダブル以上でこれに対応できるとの記載も散見されます。


※基礎の配筋

昨今の地震では、液状化や流動化といった地盤変状による家屋の倒壊がみられます。これらのリスクを少しでも軽減する策としてベタ基礎が有効と考えています。ただし、そのベタ基礎も、一定の剛性を確保していないと、無駄に終わります。十分な部材厚さと配筋をもって、剛性を確保したいですね。

※地盤改良(柱状改良)





 少し話が逸れますが、地盤改良で液状化や流動化を軽減する策があります。お金のかかる話ばかりですが、柱状改良を応用する方法です。土木ではよくおこなわれるものですが、一種の連続地中壁を構成するように柱状改良を一部重ね合わせながら、ぐるっと建物淵を回すものです。これによって、囲まれた建物下の地盤が周辺の地盤の変状と連動しないことで、流動化や液状化の発生を軽減するというものです。同時に、先に触れましたとおり、耐震性も定量的に評価できませんが向上するものと思われます。
 別な古くからある方法としては、サンドコンパクションパイル工法。砕石の杭をつくる感じですね。周辺地盤を締め固める効果とともに水平移動の抑制も期待できます。
 いずれにせよ、土の種類、水位の状態、土の性状といった点について、地盤調査による的確な地盤の評価が大切になりますね。
 ただ、我々にできる限界があることも事実です。たとえば地すべりに代表されるような大規模な流動化や、過去に大規模埋立工事によって造成された土地などに於いては、これらの対策が万全とは言えません。前述の地盤改良が無意味だと指摘される方は、これを意味しているといわれるのでしょうか。もし、そうなら、ハナッからこれらの問題から目を背けているとしか思えませんね。
今の私たちは、自分のできる範囲でリスクをどこまで受け入れることができるのか、という前向きな発想が必要でしょうし、ここに関わる「人」の判断が「自然」という強大な力によって試されているのではないかと考えてしまいます。「英知」とは、そういうもの。大学で土木を学びその後、建設コンサルタントで22年従事してきたものとして、今、改めて思う正直な気持ちです。そして、日本人である故、「情」によって滅私奉公できるのかなぁ~って。。。って、話が逸れすぎました(笑)

一般住宅の建築では、基礎、特に地盤に対する認識が希薄とも聞きます。これは、これまでの慣例に従っているところが大きく、法整備としても施主への負担に直結することであるため、容認していたと思われます。大型建築物では、かなり以前から土木建築物同様の意識で基礎地盤計画をしています。昨今の巨大地震に対しての一般住宅における被害、いよいよ目を背けるわけにはいかなくなりました。今後、基礎地盤への要求(法的な縛り)が高まるものと予想されますね。



弊社HPも合わせてご覧ください。

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2011/06/21

永続的リンク 16:34:31 ,カテゴリ: ホームメイドのご紹介, O市N邸

ガレージライフ

ガレージライフ。
この響き、いいですねぇ~(笑)
自分もトシをとったら、ゆっくりガレージで・・・
なんて、思ってたけど、まだまだ、無理ですね。



こちらは、以前ご紹介した赤レンガ倉庫仕立てのお家。
そこに



ご主人のご趣味、バイクとクルマ。
まずは、バイクからということで、コツコツとここまできました。
自分は、バイクのことを知らないので、説明できませんが
少なくとも、原型からは結構離れてきた・・・と思います。

乗り難さも、次第に増強(笑)

そこが、こだわりのハーレー!でしょうか。

ペラペラのシート(鉄板一枚!にビニール表皮!)
手が攣りそうなクラッチ(ブースターなし!)
胃下垂になりそうなリジッドサス(リアサスがフレームにリジッド固定)

どれもこれも、体をいじめる仕様となっています(笑)
あまりの振動であっちこっちのネジが緩むといった弊害もあるみたい。
その意味でも、普段のメンテナンスを怠れません。

ここで、ちょっと建物の説明。
ガレージ内は、弊社の室内で標準としている、
ドライウォールとパラペイントによる塗装仕上げとしています。
ガレージ内をここまで仕上げるのは、特例です(笑)
外壁と内壁とのギャップがワクワク感を増幅しますね。

奥には、でっかい赤い箱。
皆さんも一度は聞いたことがある、スナップオンの工具箱。
工具箱といっても、冷蔵庫よりもはるかに大きい。

天井には、ガレージシャッターがそのまま上がっています。
この状態を指して、オーバースライダーといいますね。

ここで、お家のメンテナンスについてプチポイント。
 弊社の新築住宅の場合、日本のハウスメーカーのそれと異なり、北米の人々と同じように住む人たちが自身でおこなう部分が多いことが特徴です。
その代表的な点が、塗装。
 室内壁や木製シャッターには、それぞれに合った塗料を使ってメンテナンスする必要があります。室内壁は、ハタキで埃を落として、水を絞った綺麗な雑巾で拭き掃除。それ以上に汚れているときは、PARAでタッチアップペイントというのが一般的。場合によっては、イメージチェンジも兼ねて、部屋一つ塗り替えてしまうなんてことも可能ですね。塗料は、1ガロン単位でご提供しています。これも、自社で調色しているからこそできるところです。道具は、小さい部分はお絵かきの筆、広い範囲ならば、少し毛の付いたローラー(スポンジローラーはスポンジの密度によると思いますが壁に塗られた塗料に泡が混ざることがあります)を使われる例が多いですね。
 木製シャッターは、風雨や紫外線影響の激しい外側が対象ですね。色落ちも目安になりますが木がカサカサになって割れが進むことを避けるために、日光が当たるところは特に注意してあげてください。ステイン系は、木に含浸して定着する特性ですが、重ね塗りをおこなうことで次第に浸み込み難くなります。塗るペースは、立地条件によって異なりますが、木部が新しい1~2年は、年に2回程度、以降は状況次第でお天気と相談しながらとなります。使う道具は、ペンキの刷毛、ペンキ塗り用の平たいスポンジ刷毛が多いですね。
 いずれもそうですが、床や地面に垂れて汚さないための養生を忘れないでくださいね。

それにしても、やっぱり、レンガにハーレー・・・似合いますね。


弊社HPも合わせてご覧ください。

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2011/06/20

永続的リンク 15:31:57 ,カテゴリ: 趣味 & MINI & R

メンテナンス

お家も車もメンテナンスは、大切です。
どこまで、できるかにもよりますが、
MINIを乗る以上、この程度は、できないといけませんね。
けど、これくらいのこと、自分の学生の頃、オヤジたちもやってたよね。やらなくてよくなってるなんて、メーカーの抱え込み作戦に乗ってるだけなんだけどなぁ~

お題:ファンベルトの調整

ファンベルトの張りは、MINIの場合、途中にあるプーリーで調整するようになっています。実は、MINIは、初めて触りますが(笑)
グリルを外さないと触りにいけません。10個?くらいの小さな+ネジで止まっているだけなので簡単にアクセスできます。オルタネーターの下でグリルの右側に空間がありますが、そこに見えるベルトの下の方に調整用プーリーがあります。プーリーを止めるセンターボルトを緩め(緩めるだけで外さない)、下側にある調整ネジ(プーリーの軸部を目掛けて上方に伸びているネジ)を締めます。ベルトの張り具合は、カンです(笑)
(正しくは整備手帳を見てください)
エンジンを掛けてエアコンを入れ、アクセルを一気に入れる、これまでその時に鳴きました。今回、鳴かない程度まで締めました。
締めすぎは要注意ですよ。プーリーだけではなく、ベルトの掛かっている他の機材への悪影響(軸部への過度の負担)となります。
それにしても、会社に工具がないのが問題。あぁ~車屋ぢぁないもんね、って、自宅ならあるんだけどなぁ~(笑)
なんだかんだ言っても、最低限の良い仕事をするには、まずは工具ですよ!

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2011/06/14

永続的リンク 10:27:48 ,カテゴリ: ホームメイドのご紹介

クラブハウス完成

自分の母校でもある、愛知県立昭和高等学校にて、
クラブハウスの建て直しをおこないました。
創立70周年を記念して、OB会からの寄付という形で実現しています。
弊社は、社長と社員2名の合計3名が本校の卒業生。
更には、社長は、今回の70周年記念事業の関係者。
という係わりもあってのことでした。

元々、木造のクラブハウス。自分が通学していた頃ですら、
ボロボロのイメージがあるものでしたから、何年もの?
主要な柱・梁を残して改築したのがこれです。

仕上げの塗装は、現在、検討中。
しばらく、木材の色香を楽しむのもアリですし
耐久性を考えれば、塗装仕上げが望ましい。
塗料は、弊社のパラペイントを予定しています。
塗装作業は、生徒さんを予定していますよ(笑)


私ごとで恐縮ですが、愛娘の双子が二人ともこの学校に通いました。
その一人がこの木造クラブハスを利用する演劇部に所属。
新しくなった様子をみて、
もう一年早かったらなぁって、残念がっていました。
この3月に卒業、4月より、二人とも大学生になっています。


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2011/06/07

永続的リンク 10:53:51 ,カテゴリ: 管理人の独り言

塗装文化


米国や北米においては、塗装文化が進んでいます。
クルマや住宅では、個人レベルでの塗装が盛んですね。
単純に塗料の性能を比べると、
日本の方が優れているかもしれませんね。
ただ、一般の人たちが使うことも考慮している北米の塗料は、
VOCの低レベル化や塗りやすさといった点で
確実に優れていると思います。
まぁ、そんな細かいことはさておき、そこは見た目重視?のアメリカン。
クルマで言えば、板金技術も高いですし、荒隠し技術も高い。
見た目の綺麗さは、抜群ですね。
日本車に乗るひとりですが、
意外とクルマ関連の部品や材料は、アメリカン!イイですよぉ・・・
同様に、家でも、切った貼ったを日曜大工でやってしまう。
仕上げには、塗装で見事に・・・
塗装の塗り方にも、スポンジを使ったり細い筆で絵を描いたり・・・
様々な方法を駆使していますね。
そんな彼らのセンスは、日本の職人さんの腕をもってすれば
格段の美しさを得られることは、想像も難しくないでしょう。
弊社がご提供している室内塗料のパラは、
長い歴史をもつカナダのメーカー。
自社で輸入してご提供するわけは、そんなところにもあります。


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名古屋市近郊の日進市を拠点とする
ホームビルダーです。
ホンモノの北米のお家を建てませんか?
拘り方には自信があります。
こちらのブログでも紹介していますが
もっと詳しく知りたい方は
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このブログはホームメイドのスタッフであるmatsuR32が作成しています。仕事も趣味も、思ったことを正直に書きます。建設コンサルタントで橋梁、道路、河川、水道、下水・・・などの設計技術者として22年間経験し、畑違いの弊社にやってきました。プラン作成~現場施工までオールラウンドに対応致します。

実は、プランも担当しておりまして、こちらでご用意しております。参考としてくださいね。

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