アーカイブ: 2014年2月21日

2014/02/21

永続的リンク 14:37:24 ,カテゴリ: H市K邸

擁壁部柱状改良工事

これは、擁壁部の柱状改良。通常のお家に比べ、かなり密に施工します。理由は簡単。建物に比べて、集中荷重が大きいのです。擁壁は転倒や滑動が生じては、意味を成しません。地盤が沈まない、且つ滑らない状況をつくる必要があります。
地盤が良好ではない場合、地盤の置き換えや杭基礎が必要になります。ご多分に漏れず、この土地も支持力不足。そこで、比較検討をおこなっています。今回、置き換えが無いのは、支持地盤が5mくらいと深いため、置き換えに適さないことが却下理由です。

「鋼管入り柱状改良Φ400」「標準柱状改良Φ500」「標準柱状改良Φ600」「PHC杭Φ400」を比較しました。当然ですが、どの工法を採用しても、その安全性に差が生じるわけではありません。(PHC杭は支持力のみ考慮する構造とする)
結果としては、本数、長さの違いも生じることから、全体工事費で安価となる「標準柱状改良Φ600」を採用となりました。
こういうことも、お客様に比較表を提示して、ご納得頂いております。なお、比較表では、擁壁とお家を同時に考慮しました。しかし、工事は、二段階施工になります。それは、擁壁が完成しないと、お家の地盤改良に取り掛かれないためです。

余談ですが、
柱状改良とPHC杭に代表される杭とは、本来の使用目的が異なります。柱状改良は、あくまでも支持力のみ担保するもので、PHC杭に代表される杭は、基礎と一体とすることで、地震時の水平変形などへも対応させることが可能となります。従って、木造住宅での柱状改良採用は、常時(長期)の不等沈下を避けるためのものであって、耐震対策ではないということです。
一方で、木造一般住宅でPHC杭が採用されない理由は、木造二階建てまでの耐震確保という観点ではそこまでのものは不要と言う原則論や、仮に考慮するとした場合、経済性(杭の工事費のみならず、基礎の工事費も高額となる)だけでなく、基礎と躯体の一体化といった構造性にまで及ぶことになり、非現実的という観点から採用されていないというのが現実です。もちろん、大型木造建築物では、様々な基礎形式が採用され、耐震性確保も検討された上の構造となっています。

柱状改良には、突込むところがあるように思えます。不等沈下への柱状改良といっても、一定の地震力への耐力が期待できるのでは?とか。確かに、地耐力向上を求め、おこなっている対策ですので、ある種、良質な地盤への直接基礎の建物という見方も出来ますね。その意味に置いては、地震時(短期)の照査ができてもよいのではと考えられます。しかし、そこを前面に出して照査している例は、見当たりません。

なぜか?

これは、私見ですが、評価しきれないというのが正直なところと思います。改良地盤の地震時挙動を含め、その地耐力を定量的に評価することは、通常地盤の地震時評価以上に困難と思うからです。
とはいっても、単純な安全率による地震時支持力のチェックだけはやっていますけどね。

余談が長くなってしまいました・・・




さぁ、これで、足元が固まれば、いよいよ擁壁本体工事に取り掛かります。



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