カテゴリ: 構造の特徴

2011/09/03

プラン作成

現在、ひとつのプラン作成に悪戦苦闘しています。

自分は、22年間、建設コンサルタントにて設計技師をやってきました。
それは、造成、道路、橋梁、下水、水道、河川、
最終的には橋梁補修補強、道路防災設計が中心でした。
そのすべては、公共事業ですので発注者も国、県、市といったところ。
あくまで、法律や設計基準に従って、コンサルとしてのノウハウを
駆使して対処してきました。
特に橋梁補修補強は、ルールも十分ではないため、経験が非常に大切。
建設コンサルで設計をやるなら、一番かもしれませんよ(笑)
おかげで、自分の思考回路は、カチカチ(笑)
で、諸事情により、3年程前、現在の会社へ転職。
いきなり、一般住宅のプランづくりです。
それも、コテコテの輸入住宅。
思うようにいきません。お客様にご迷惑をお掛けしています。
既往のプランを常に眺め、新たなお客様の要望に応えられるよう
工夫を重ねてきました。

今回は、難敵です!土地の形状が複雑なのです。
長大斜面を背負い、ひな壇状態の地形。
ひな壇の高低差は、3.5mと1.5mの計5m!
そこへ、一種低層住宅、60%/100%という建築条件が被ってる。
今までになく、建物だけではなく土地造成にもに悩みました。
同時に考えないと、お家の大きさも決まりませんからね。

そして、なんとか、提案プランがまとまってきました。
建物自体も費用が掛かりそうな予感ですが、
それ以上に造成に費用がかかります。
既存擁壁も2m超えると根拠が必要で、それがないとなると、
造り替える必要すらあります。
お客様への負担が相当と予想されますが、
それ以上に造りたいと思えるようなプランにしないといけませんね。

条件だけでなく、アウトプットのハードルも高くて
四苦八苦しているわけです・・・

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2011/07/04

永続的リンク 14:46:00 ,カテゴリ: 管理人の独り言, 構造の特徴

浮き基礎

ちょっと、コーヒーブレイク(笑)
浮き基礎って聞いたことありますか。
文字通り、建物基礎が浮いている?(笑)
近いけど、違いますね。
昨今の地盤への注目が高まる中、違った切り口かもしれません。

船が水面に浮かぶとき、喫水線より下の水重量が船の重量と一致することは想像できますね。同様に、建物の重量と一致するだけの地盤を掘り込んで取り除き、そこへ建物を入れれば、地盤内の応力変動が起きないかぎり、沈下することはないといえます。
ほんとうにできたら、いいのですが、水と土では決定的に違う点があります。

 ・土はせん断力を有する
 ・土の密度が大きい
 ・掘ったところへサッと建物を置き換えできない

土のせん断が大きいことは、建物を支持するという観点からは効果的と思います。建物がどっかへ行っちゃうようなことがなくなりますね。
土の密度が大きいことは、単純に建物重量からの割合が変わるだけなので、水と同様な考え方ができますね。
掘ったところへサッと建物を置き換えできないのは物理的な話ですが、土質性状としても土を掘ると必ず大小の盤ぶくれが発生します。これを考慮に入れないといけませんね。
以上のような考慮ができるのであれば、浮き基礎が実現可能と言えます。しかし、なにせ不確実な地盤を相手です。机上どおりにいかないのが現実ですね(笑)

詳細は弊社HPをご覧ください。


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2011/07/03

永続的リンク 14:36:52 ,カテゴリ: 構造の特徴

ドライウォールの構造特性

ホームメイドでは、室内の壁は、せっこうボードを使用したドライウォールで施工します。聞きなれないかもしれませんが、ドライウォールは、北米ではスタンダードな壁の造り方です。仕上げに塗料が使用できる点で、その後のメンテナンスの自由度が高い(塗り替えによる模様替えや遊び心に富んだ装飾絵も可能ですね)ことからも好まれる要因です。
日本では、工法としての紹介がなされいませんが、ツーバイフォー(正式には枠組み壁工法)のルールブックである枠組壁工法住宅工事仕様書でも、たとえば、紙製ジョイントテープによるせっこうボードの継ぎ目処理といった内容で記されています。しかし、施工の合理化の波によって、せっこうパテによる施工は消え、速乾性に優れるパテとメッシュテープによる目地処理と全面クロス貼りによって仕上げるという方法が一般化しました。
では、ホームメイドでは、なぜ、今更、ドライウォールに拘るのか。
以下の3点に集約されます。

 ・構造の一部となるせっこうボードの一体化
 ・自然素材による安全性
 ・クロスにはない塗装仕上げによる風情

せっこうボードは、国産のテーパーボードを使用します。ボードの長手方向の角は、緩やかなテーパーが付いています(Fig1の120mm範囲)。このテーパーを含めて幅広く利用して、せっこうパテと紙ジョイントテープよって目地施工をおこないます。これによって、せっこうボード全体の一体化を確実にします。参考までに目地処理のせん断強度は、一般の処理方法が60~70N/cm程度ですが、弊社のような施工方法の場合、100N/cmにもなります(吉野石膏技術研究所)。

・Fig1:ドライウォールの目地処理

この目地処理だけで3層構造となっています。そうなんです、パテ処理だけで塗りと乾燥を3回繰り返す手間と時間を掛ける必要があります。また、ボードと同じ素材を使う点、目地材として紙を使い、なじみによる一体化の向上が更に期待できる点が最大のメリットとなります。
そして、一層の剛性向上に寄与するために、せっこうボードのレンガ貼りがあります。

・Photo1レンガ貼りのボード

写真は、弊社の施行例ですが、この壁には赤枠のように4枚のせっこうボードが使われています。せっこうボードを横貼りにした上で上下のボード位置をずらす、これをレンガ貼りと言います。上方からの荷重を一気に鉛直に通すのではなく、目地位置をずらすことで荷重分散を図ってひびわれの発生を減少させます。更に窓周りを一枚のボードを切り抜くことで、隅角部に生じるひびわれをも減少させる工夫としています。これでひびわれが出ないとは言い切れませんが、生じさせないための最大限の工夫とお考えください。
ちなみに、天井もレンガ貼りとしています。
また、写真では、細いパテのラインが見られますが、こちらはスタッドにボードを固定する、ビスを隠すための処理です。

ホームメイドのドライウォールでは、せっこうパテもカナダより独自輸入しています。これは、防腐剤に代表される添加剤が入っていないものです。したがって、あまり長期保存ができません。実際に手に触って頂くとわかりますが、十分に練ったパテは、臭いもなく、非常に伸びが良く、肌理が細かく、扱い易い材料です。そして、日本のパテと異なり、固まってもペーパーが掛けられ、多少の変形にも追従できる粘りを有するところが輸入せっこうパテの特徴となっています。

・Photo2:せっこうパテ

このようにつくられたドライウォールは、仕上げを際立たせるための努力にほかなりません。そしてドライウォールの最後は、オレンジピールというゆず肌(ゆずやみかんの表面のような凸凹した表面)をつくって完了です。これも、先のせっこうパテを使います。水で伸ばして、エアガンで吹き付けます。つぶの大きさや形状を揃えるには、吹き付けガンの向きを壁に垂直、等距離にしないといけません。このあたりも、隠れた職人技ですね。
これが乾いていよいよ、PARAによる塗装仕上げですね。

これだけの手間、時間、費用を掛けても、その仕上がりのよさ、心地よさから、ドライウォールを選ぶわけです。その良さを少しでも、わかって頂けたいいなぁと思います。



※ブルノーズ
ホームメイドでは、せっこうボードが突合せとなる出隅部分をブルーノーズ仕上げを標準としています。通常、角はカクカクとしたもの。ここにひと手間かけることで、優しい表情に変わります。両方のボードを角の手前で終わらせて、丸い金物を貼り付けてパテ処理します。

・Photo3:ブルノーズ下地

ブルノーズは、丸い金具に紙の耳が付いています。この耳をせっこうボードにせっこうパテでくっつけます。そして、床近くには、幅木が来ますので、そのピン角に収めるためにアダプターを入れます。これも、せっこうパテでしっかりボードにくっつけます。(写真は撮影用にセロテープで仮押さえしています(笑))
そして、仕上がった写真は、下記のとおり。

・Photo4:ブルノーズ仕上げ

如何ですか?構造も踏まえていながら、細かな積み重ねをすることで出来上がるお家は、関わったたくさんの人々のまごころがいっぱい詰まっています。お客様の夢実現への努力は、惜しみません。

余談ですが、Photo3のアダプタは、構造床上に立っていますが、実際には、せっこうボード同様、構造床から少し上げて取りつけます。この隙間は、無垢床材(パインやオーク)が滑り込み更に少しだけ余裕を持たせての高さとしています。生きている木材の動きを過度に拘束しないことで、床や壁が互いに影響させないための工夫です。

・Photo5:ドライウォールの主要ツール

詳細は弊社HPをご覧ください。


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2011/07/02

永続的リンク 14:17:19 ,カテゴリ: 構造の特徴

断熱材はセルロース

ホームメイドの断熱材は、セルロースを使用しています。
セルロースとは、新聞を細かく砕いたもので、ふわふわのものです。

・Photo1:セルロース

弊社では、セルロースもカナダより輸入しています。
その理由は、安全性。
カナダは、自然の宝庫です。その自然と人を守るために、様々な建材に対し安全基準を設けています。

・Photo2:セルロースの荷姿。エコマークが表示されていますね。

セルロースの機能性は、主に以下の点にあります。
 ・高い断熱性能
 ・高い防音性能
 ・高い吸放湿性能
 この性能を同時に満たすもの、特に吸放湿性を有する断熱材というものは非常に限られます。代表的には、ウールとアイシネンといったところでしょうか。弊社の場合、外壁、天井or天井裏といった外気との隔壁となる壁に施工しますが、壁内のスタッド間隔が狭いところや窓周りの小さな空間には、セルロースが充填できませんので、ウールを入れています。
 断熱性能は、あの極寒の地カナダで実証済みですね。
 防音性能は、木材だけではタイコになるツーバーフォー構造ですが、ここにセルロースを充填することで、不快な響きをかなり軽減できます。結果、ピアノやオーディオの音も柔らかな良質な音に変化します。
 吸放湿性能を大切にするのは、理由があります。昨今、断熱と気密性に注目が集まっています。そのために、構造体の外に防水紙、内側には防湿シートを貼ってその性能向上を図っています。しかし、その材料は、いずれも一方通行のものばかり。結果的に、構造体の中に湿気が滞留してしまうことになりかねません。
弊社の場合、外側の防水紙は、ウェザーメイトプラスという、外側からの雨水は弾き、内側からの湿気は緩やかに放出するという、スポーツウエアのような機能をもった材料を使用しています。また、内側にはセルロースを保持できるためだけに布を貼っています。ソファーの裏側に張ってあるような布地です。自由に室内とセルロース間が呼吸できる状態ですね。室内の湿気を吸放湿しながら、室内から室外へ緩やかに空気の移動ができる工夫をしています。わたしたちは、外壁にレンガ積みをおこなうことで、これをホームメイドでは、「中気密高断熱」と評しています。

・Photo3:弊社の構造体外側の防水紙

単に断熱材だけで評価をするのではなく、相互関連する構造全体を見据えて、個別の材料へ求められる機能を設定して、最善を選定するように考える必要があります。

・Photo4:セルロース注入作業風景(matsuR32)

セルロース注入は、弊社員が施工しています。カナダで購入したブローイングマシーンにセルロースを投入し、写真にあるホースを通じて圧入しています。壁下の方から、ほうきなどで布面から叩きながら密度をあげ、壁最上部まで押し込みます。また、ホームメイドでは、カナダの手法に習って、糊を混ぜることをしていません。セルロースが壁内を下がる心配をされますが、かなりの密度で入れることで十分に補えるものと判断しています。布が膨らんだ状態にセルロースを入れていますので、せっこうボードをビス止めする際、ボードを押し付ける必要があるくらいです。ドライウォールの職人さん、ごめんなさい(笑)

ちなみに、せっこうボードは、多孔質な板。更には、壁や天井を1枚板にするためのドライウォール施工も、多孔質な自然せっこうを使うこと、仕上げの塗料に至ってもミクロの穴を有するアクリルペイントを使うことで、いわゆる「中気密」を実現しています。

詳細は弊社HPをご覧ください。


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2011/06/30

ドライウォールとテクスチャー

弊社の新築現場では、室内の壁、天井を
ドライウォールの上にPARAペイントで仕上げています。
ドライウォールは、せっこうボードを構造材にビス止めして、
自然せっこうパテと専用紙テープで目地を接合、
ビス跡も隠すようにせっこうパテを塗ります。
その結果、かなりの壁や天井の範囲がパテだらけ。

弊社のドライウォール

ボードの突合せ部分には、ブルノーズという
角が丸く仕上がる金物を入れます。
アーチ部分もパテで真っ白になっていますね。
せっこうボードはレンガ貼り。壁では、ボードを横に使い、
上下の目地がずれていることがご覧いただけると思います。
これは、壁上方からの荷重を分散させ、
目地切れを極力最小とするためです。
ここまで、パテの作業を2回実施(目地部は3回)していますので
その手間は、面倒このうえないです。乾かせる時間も必要ですからね。
そして、わたしたちは、この上にオレンジピールという
柔らかくしたせっこうパテを吹き付けて、ゆず肌を付けます。

弊社のオレンジピール

写真は、オレンジピールを施し、PARAで塗装中の状況です。
壁の表面が凸凹しているのがわかりますか。これがオレンジピール。
窓枠は、ツガを使っていますが、それを白色に現場塗装しています。

これが、弊社のスタンダードです。
すべてをこれによって、仕上げたお部屋は、まさに洋館!

柔らかな綺麗なアーチ


詳細は弊社HPをご覧ください。


本場のドライウォールのテクスチャーは、
ここまでやれる職人がいますね。実物を拝見したいものです。
あまりに手際がよいので、簡単そうに見えてしまいます。

Ceiling drywall Comb texture effects

Ceiling Comb Drywall Artex Texturing! Amazing 3D Effect OysterShell Pattern

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名古屋市近郊の日進市を拠点とする
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拘り方には自信があります。
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このブログはホームメイドのスタッフであるmatsuR32が作成しています。仕事も趣味も、思ったことを正直に書きます。建設コンサルタントで橋梁、道路、河川、水道、下水・・・などの設計技術者として22年間経験し、畑違いの弊社にやってきました。プラン作成~現場施工までオールラウンドに対応致します。

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